出会い系初心者が短期間でセフレを見つけた話

出会い系初心者が短期間でセフレを見つけた話

僕は二十歳の大学生。出会い系で恋人を探そうと思い、まずは出会い系サイトを選ぶ。できれば一発で決めたいので間違いのないように選ばなくてはならないが、出会い系サイトの数はほぼ無数にある。ここで最初の壁にぶち当たる。

悩んだ末、料金はかかるがある程度自由度が高く、かつ安全な大手人気サイトを選んだ。初心者はこの辺からスタートするのが無難だと友人は言う。敷居も高くないし、気軽に登楼できた。

二日ほどで僕と同じ姫路市に住む二十歳の女子大生を見つけた。彼氏募集中とのことで、相手次第では即会いもOKと書いてある。直感的にこの女の子がいいと思った。

でも写真が貼っていないからどんな女の子なのかわからない。自己評価の「可愛らしさ」が星五つのうち三つだが、どっちつかずの中くらいの評価が一番困る。可愛くなかったらどうしてくれる。商品じゃないからあとで返品するわけにもいかず、間違いは許されない。実戦経験がないから警戒心ばかりが沸いてきてどうすればいいのかわからない。ここで二つ目の壁にぶち当たる。

彼女がメールをくれた。

「最初はメル友から始めましょう」

「最初から会わなくていいの?」

「君とは気心が知れてからのほうがいいかな」

彼女のほうが上手のようだ。

メール交換しながらお互いの心の距離を縮めていった。そして四日後、写メを交換した。さて彼女の顔を見た感想やいかに。

「まあ、いいか」

思わずそう口走ったよ。一見して「可愛い!」とは思えないけど、ブスでもない。時間をかけて付き合ったら彼女の素敵なところに出会える、といった感じだった。僕はなるべく誠実に彼女に接し、素直に心を開いた。そうすれば本物の彼女に早く会えるだろう。

「今度会わない? 君に会いたい」

「私も会いたいかな、君に」

無事に会えた。何回かデートするうちに、距離がどんどん縮まってきて、彼女の女の輪郭も見えてきた。最初の直感通り彼女にしかない個性が内面から浮き上がってきて、それが彼女をどんどん可愛らしく変身させていく。やっと本物の彼女に出会えたという感じ。

「エッチ、とかどう?」

海を見ながらキスしたあと、そう言ってみる。

「もう一度言って・・・聞き取れない」

「エッチしたい」

「もっと堂々と言って。男らしく誘ってくれたら断らないから」

出会って二週間後、エッチに持ち込む。

彼女は処女じゃなく、割とセックスに慣れていてフェラも上手い。過去を聞いたが教えてくれない。過ぎたことはもういいじゃん、と軽くあしらう。そういった彼女のドライなところに逆に安心し、無事に初セックスを終えた。

彼女は恋人にするつもりだったけど、何となくセフレのような関係になっている。でもそれでいい。とりあえず彼女とのセックスは気持ちがいい。

友人に聞いたら、出会い系で知り合った女性と二週間でセックスできたというのは早いほうだと言う。教科書通りの手順を踏んで女性にアプローチしたのが功を奏したのではないかとも言う。特に容姿に拘らず、誠実な態度で女性に接したのもポイントのひとつだと。

僕は初心者だからよくわからないけど、そうなのらしい。

出会い系に来るといろんな出会いがある。ひとりの女性と付き合う中でも、いろんな彼女に出会える。それが楽しい。

出会い系に来てよかった。

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