タイプじゃない女性と出会い系で会ってもうまくいかない可能性が高い

タイプじゃない女性と出会い系で会ってもうまくいかない可能性が高い

「せっかく出会えたのにもったいない」と思う気持ちはわかるが、タイプじゃないことが明らかならさっさと別れた方がいい。出会い系にはたくさん女性がいるから他を探した方がいい。

心のベクトルが合わないまま付き合うと感情がねじれたまま癒着し、剥がしにくくなる。いざ別れとなっても喧嘩別れのような形になる。これ最悪。会ってみて仲良くなれる可能性がないと思ったら早めに対処するべきだ。その女性とは縁がなかったのだと割り切ったほうがいい。

出会い系で鈴鹿市に住む二十六歳の女性に出会ったのは二か月くらい前のこと。俺は二十八歳。年齢的には釣り合うし、互いに適齢期だから仲良くなったら結婚も考えたいなんて思った。というのも、けっこう美人だったんだ。目が少しきつそうだったけど、鼻筋がすっきりした現代的美人。彼女を絶対にものにしてやるとメールを送り続け、何とかデートに持ち込む。

だが思ったほど高まるものがない。胸のときめきもないし彼女と素敵な関係になれそうな予感もない。早く今日という日が無難に終わってほしいなんて奇妙なことを考えたりした。彼女もきっと同様だったと思う。きつい目が柔和になることはなかった。

―ちょっと違うな―

その日のデートは無事に終えたが、タイプじゃない女性とデートすることがこれだけ苦痛とは思わなかった。一緒にいても厄介なものがそばにいるという感覚が常に付きまとっていた。

でも俺はそれを克服したいと思った。今後これだけの美女を獲得するのは難しいから、彼女を失ってはならないという執念に燃えた。彼女も同じだったかもしれない。心を重ねにくい相手でありながら二度目三度目のデートにも応じてくれたので、彼女も心の距離を縮める一縷の可能性を探っていたのかもしれない。

俺が選んだ最終手段はセックスだった。特にその欲求があったわけではないが、セックスを突破口に事態を変えようと思った。性的経験の薄い女性は、セックスした相手に感情を移入しやすいと聞いたことがある。女性の身体と心はひとつだから、身体を捧げた相手には心も捧げてしまう。

「ホテルに行こう。男と女になってみれば、一緒になれるかもしれない」

そう言って説得したのは四回目のデートの折。彼女は泣きそうなほど深刻な顔をして、良いとも悪いとも判別のつかない曖昧な態度のまま付いてきた。

薄暗い照明の下、お互い裸になってベッドのそばで向き合う。

でも彼女は女になることを拒否した。バスタオルで身体を隠しながらベッドに腰かけると、身体を丸く縮めてこう言う。

「友達でいようか」

仮にも互いの全裸を見た男女がその後友達になれるわけがない。男女の関係になるか別れるしか途はない。それ以来彼女とは会っていないが、正解だったと思っている。あの日あのままセックスしていたら、身体だけ男女になって心は平行線のいびつな関係になり、別れの糸口が見えないまま苦痛な交際を続けることになっただろう。

あれからまた出会い系で相手を探し中だが、タイプかどうかはなるべく早期に見極めようと考えている。

君も参考にしてほしい。

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