甘えさせてくれる熟女を探したけど失敗した

甘えさせてくれる熟女を探したけど失敗した

熟女だからといって甘えさせてくれるとは限らない。

出会い系で郁美さんという四十歳の熟女と知り合ってそのことを学んだ。僕はまだ二十五歳。郁美さんを選んだのは甘えさせてくれると思ったからだ。熟女は若い男性、とくに二十代半ばくらいの年齢層の男性が好きだろうし、きっと可愛がってくれるだろうと思ったんだ。

以前から熟女のお姉さまには関心があって、出会い系で知り合うなら熟女がいいと思っていた。熟女の愛人になることを夢見ていた。熟女に甘えたい。甘えながらセックスしたい。

サイトの郁美さんの写真にすぐ惹かれた。目が活きいきしているキレイ系。唇が肉感的で、表情に艶がある。僕はすぐに「是非会いたいと」メールした。会う前に好みとかセックス観を確かめるなど計画的に進めず、麗しい熟女というだけで突っ走る。

「若い男性好きよ。私も会いたいわ」

そんなメールをくれたので有頂天になる。僕は横浜市で郁美さんは埼玉の川口市でかなり遠いけど、電車で会いに行った。

郁美さんはサイトの写真よりもキレイだった。派手な顔立ちなので明るいワンピースがよく似合う。胸もふっくらして目のやり場に困る。

熟女に会えば即セックスだと聞いていたけど、その通りになって、JR西川口駅付近のラブホテルに入る。部屋の中に入ったらもうドキドキだ。セックス経験豊かな熟女に甘えながらセックスできると思っただけで勃起。

ベッドインして抱き合ってキスしたら、さっそく猫のように郁美さんの胸の中に潜り込む。

「郁美さんに甘えたい。僕を可愛がって」

太股を愛撫したり、クリトリスを弄ったりヴァギナに指を挿れたりしたけど、基本は甘え姿勢。胸に顔を埋めたまま、子供のようにじゃれるだけ。僕はその行為だけで郁美さんが満足していると思い、その表情を確かめようと顔を上げた。きっと甘い目で僕を見下ろしていると信じて。でもそこにあったのは退屈そうな顔。天井を向いた顔は無表情で心ここにあらずといった感じ。

「どうしました? つまらないですか?」

「女に甘えたがるのって、君の性癖?」

「え?」

「仲のいいカップルなら許されるだろうけど、今日会ったばかりなのよ。私みたいなおばさんが即エッチで若い男に期待することって何だと思う?」

別に怒ってはいなかったけど、説教に近い口調だった。

郁美さんが僕に期待していたのは若い男ならではの直線的で元気なセックスだったようだ。若くて固いペニス。射精してもすぐに元気になるペニス。郁美さんが期待したのは甘えてもらうことじゃなく、激しいセックスだった。

それから態度を変えて若いセックスに徹した僕。満足したかどうかわからないけど、三回セックスできた。

それから郁美さんとはセフレ関係になって、会うたびに乱れまくっている。

熟女に甘えてみたいと思っている君、相手の好みを前もって確認したほうがいい。中には存分に甘えさせてくれる熟女もいるだろうけど、郁美さんみたいに正反対な熟女もいる。

いい勉強になったし、大人の男として成長できそうだ。

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