オレは青森在住のともひろ。生まれたのも青森。育ったのも青森。そいで就職も青森でしちゃったもんだから、これまでの30年間、何の刺激もなく生きてきた。ただでさえ大人になると女の子との出会いってなかなかないよね。それなのにオレはずっと青森でなぁなぁに生きてきたからもう最悪って感じだったんだ。三十路になって未だ独身。結婚はおろか恋人や恋愛ってもんからもしばらく遠のいた生活をしていたんだ。そこでオレは出会い系を使って恋人を探してみることにしたんだ。とはいってもオレはわかってたよ。出会い系ってものが恋人や恋愛とは無縁の場所だってことを。普通出会い系っていえば恋人っていうよりはセフレとかを作るために使うサイトでしょ？なのにオレはあまりにも恋愛に飢えていたんでダメもとで出会い系を使い始めたんだ。単なる悪あがきかもしれない。そもそも青森で今さら出会い系を使ってる女の子なんていないかもしれない。…そんなことを思いつつもオレは出会い系を使い始めた。すると、やっぱりそこには恋愛目的の女の子なんていやしなかった。青森の女の子はいたものの、みんな軽い関係を求めてる子ばかりだった。でもオレはそこで恋人を見つけることができた。なんでだと思う？簡単なこと。オレは恋人のいない同世代の青森の女の子とマメに連絡をとった。もちろんその気ある素振りを見せつつね(笑)青森のアラサー女子は当然結婚願望がある。だから恋愛したくないわけないんだ。…そこにつけこんで優しく接しただけのこと。そしたらあっという間に恋人になってくれたよ(笑)